日本人作陶家 武腰一憲展覧会

 2010年5月31日から6月8日まで、タシケント・ビエンナーレ2007の参加者でもある日本人作陶家 武腰一憲の個展「大シルクロードの中心地・サマルカンドの青空」が、東京の大手百貨店、日本橋三越のギャラリーで開催された。

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展覧会では作陶家武腰一憲の手による数々の作品が展示。彼の作品には、ウズベキスタン・日本の工芸品および伝統陶器の間に流れる相互関係と融和、さらには大シルクロードが繋ぐ双方の文化遺産が持つ共通性を見ることができる。

武腰一憲作品_1 代表作品「ウズベクの公吏」、「東方美人」、「古代都市の青い円屋根」、「月の空」では、ウズベキスタン地域の他に類を見ない独自性と日本的哲学の融合が表現されている。

 日本の陶芸中心地のひとつである石川県が持つ伝統と、ウズベキスタンの古代都市の色彩が、縮小された芸術作品という形で、大シルクロード文明によって繋がった二国民の長きに渡る文化的相関関係を浮き彫りにし、日本の来場者を魅了した。

 今回の展覧会の結果、今後の石川県においてウズベキスタンのプレゼンテーションを実施すること、文化人文協力共同プロジェクトを組織すること、日本とウズベキスタンの職人の交流を活性化することに関する同意が成された。

武腰一憲作品2

   日本の陶芸家の中でも、この才能豊かな職人はユニークな作風を持っており、その基礎はウズベキスタンに深く関わっている。

民族の伝統と二国の生活を再現した彼独自の作品は、日本でのウズベキスタン芸術の浸透において重要な役割を果たしている。

武腰一憲_作品3

  陶器芸術家武腰一憲が初めてウズベキスタンを訪れたのは15年前。その訪問が彼の創作人生における「急激な転換点」となる。

   広大な風景、青い空、静かで緩やかな時の流れが彼の中に深く忘れ難い印象を残した。サマルカンド、ブハラ、タシケント、リシタンが「創作インスピレーションの源」となったと武腰氏は述懐する。
 さらに、武腰氏はウズベキスタンにおいて自らの創作の色、清廉と幸福を示す「瑠璃色」に出会うこととなった。彼はウズベキスタンの自然、建築、民族衣装のなかにその色を発見した。ウズベキスタン訪問後、彼はウズベク人の生活風景を参考にしつつ、自らの創作にその色彩の調和を広く取り入れた。

武腰一憲_作品4

  新たなライトモチーフによって自らの作品を豊かに出来たことに関して、武腰氏は、ウズベキスタンの人々に感謝と尊敬の念を持っている。
 「タシケントで開かれた『国際ビエンナーレ2007』に日本側代表として参加できたことで、ウズベキスタンに対する敬意と愛情が一層深まった」と、武腰氏は喜びを持って語る。
 今後も、創作活動をウズベキスタンのテーマに捧げ、ウズベキスタン・日本両国民に自らの作品を伝え続けてゆくと、武腰氏は述べた。