覚書の調印を前に日本の権威ある団体は、3月に大震災が起きた際、特に被害の大きかった福島県に支援をしたウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金及び基金のグリナラ・カリモワ後見人理事長に対し、感謝の念を述べた。



2011年5月3日、タシケントにおいてウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金は、2つの日本の大きな社会団体と覚書を調印した。覚書に調印したのは、平山美知子氏が館長を務める公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館と松澤建氏が理事長を務める民間外交推進協会の2団体。
覚書では、友好関係の発展と強化、文化、教育、学術、芸術における協力、展示会、会議、研修等の共同開催、教授・教員・学生の交流について謳われている。
平山郁夫シルクロード美術館の平山美知子館長は、「いち早く義捐金をお送りいただき、心の支えとなってくださったウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金及び基金のグリナラ・カリモワ後見人理事長に対し、日本国民を代表して御礼申し上げます。日本人にとって、このように大変なときにウズベキスタンが助けの手を差し伸べてくれたことは、うれしい限りです。今日の覚書の調印を受けて、私たちの団体の間で協力関係がさらに発展していくことを期待しております」と述べた。
民間外交推進協会の松澤建理事長は、「ウズベキスタンは、中央アジアにおいて重要な位置を占めています。私たちのウズベキスタン訪問の目的は、教育、経済、文化、学術、保健などの分野における協力関係を築くことです。ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金は、多くの国際機関のパートナーとなっていることを存じ上げております。私たちにとってもフォーラム基金と協力関係を築くということは、今後のパートナーシップへの大きな一歩となります。また、3月11日の大震災の被災者に対して義捐金を送ってくださったフォーラム基金に心より御礼申し上げます」と述べた。
参考情報:
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2011年4月、ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金は、震災後、日本赤十字社と福島県ウズベキスタン文化経済交流協会に義捐金を送った。
・平山郁夫(1930年-2009年):世界的に有名な画家、偉大なる学者・研究者、教授、社会活動家。東京藝術大学学長、ユネスコ親善大使を務める。2008年、山梨県北杜市に平山郁夫シルクロード美術館を設立する。
・平山郁夫シルクロード美術館:シルクロードに関する貴重な遺物(遺跡から出土した品)を集めたコレクションを展示する施設。このコレクションは、平山郁夫氏が妻の美知子氏とともに長年に渡り集めたもの。絵画作品を制作するためのインスピレーションを得るシルクロードの旅に二人で出かけた1968年から遺物に関心を持ち始めた。そのシルクロードの旅を始めてから40年以上が経ち、現在までにローマから日本までの37カ国から集めたユニークなコレクションを所有する。
2002年、タシケントに平山郁夫文化のキャラバンサライが開館。2004年には、ウズベキスタンから「国際文化のキャラバンサライ」とのステータスが与えられる。
・民間外交推進協会:1981年に民族間の相互理解の深化と世界の国々との交流プログラムの推進のために国際交流の非営利団体として設立された。協会の活動は、個々のイニシアチブと日本政府、在日本の外交団の助言をもとに行なわれている。協会の会員は、著名な政治家、社会活動家、文化、芸術、学術、経済などの関係者である。協会は、国民の意見を日本政府に届け、特別な役割を果たしている。