国際関係

ウズベキスタン写真の125年

ウズベキスタン文化・芸術フォーラム基金の地理的活動範囲はスピード感を持って拡張している。今日までにロシア、エジプト、中国、日本、ヨーロッパ諸国との緊密な文化関係が築かれている。

カイロのアフマド・シャフキ記念美術館におけるウズベキスタンの装飾応用・造形美術展覧会などはエジプトでの基金の活動を示す例である。

北京で基金の代表部は中国におけるウズベキスタン共和国の後援活動の一環として、定期的にウズベキスタンに関する様々な文化行事を計画し、また同時にタシケントにおける共同事業プロジェクトの企画も行っている。

北京における写真展「ウズベキスタン写真の125年」は中華人民共和国との共同作業を示す顕著な例である。ここではウズベキスタンの写真史における伝説的な巨匠・パイオニアであるフドイベルゲン・デボノ、マックス・ペンソンを始めとする多くの写真家達の作品が初めて紹介された。彼ら一人一人の作品は祖国の写真芸術の歴史と発展の中で独自の足跡を残している。同じ名称のアンソロジーのプレゼンテーションとともに同様の展示会がモスクワでも開かれ、またサマルカンドにおいても第5回国際音楽フェスティバル「シャルク・タロナラリ」の外国ゲストや参加者たちの注目を集めた。こうしたいわゆる独自の写真展巡業はすでにベルギー、スペイン、フランス、その他の国々で行われている。

また中国におけるウズベキスタン文化デーは今年、ウズベキスタン文化・芸術基金との協力で行われた。

日本において基金はウズベキスタン現代芸術家・写真家たちの5つの展覧会を協賛し、これらはいずれもひと月の間に東京の最も権威ある画廊で開かれた。

基金はまたウズベキスタンの文化・芸術に携わる活動家たちと海外関係者たちとの国際的結びつきの発展に協力し、ウズベキスタンにおける海外の芸術・文化活動家たちとの共同プロジェクトや催しの積極的な後援者としての知名度も高い。この分野でとりわけ目立つものとしてポピュラー音楽フェスティバル、イタリアの指揮者ステファノ・トラジメニ、ドイツのチェロ奏者アントン・ニクレスクが参加したタシケントでのコンサート、その他を挙げることができる。

基金の国際プロジェクトは音楽、造形美術的なテーマのみに限定されるものではなく、スポーツ、教育、その他の文化行事なども自身の活動に取り込んでいる。国際チェスグランドマスター、最年少世界チェスチャンピオン、国際プロチェス協会会長ジョエル・ロティエのウズベキスタン訪問は単に興味深い出来事というだけでなく、フランスとの協力関係における重要な一歩を記した。ジョエル・ロティエはウズベキスタンを訪問中、基金が創設したサマルカンドの芸術・子供創作センターを訪れ、チェスの同時戦とサマルカンドの若いチェス棋士たちのためのマスター・クラスを指導した。

今後の展望

ウズベキスタン文化・芸術基金の計画にはもっと多くの様々な文化的プレゼンテーション、行事、共同プロジェクトがある。ここで大事なことは、基金が各々の希望者に対し、民族間の相互理解や信頼関係を発展させ強めていくという社会共通の利益に合致した流れの中で、それぞれがそこにどう適応していくかを見極め、みずからの場所を探し出し、自分の力を発揮できるチャンスを与えているということである。

基金が特に力を入れているのは、ウズベキスタンと他の国々の文化・科学の代表者たちとの結びつきを強めていくことである。こうしたことから科学・文化・芸術分野における現代の動向についての討議、意見・情報交換、協力関係活性化のための土壌作りの目的で国際会議、シンポジウム、円卓会議の開催が予定されている。基金の国際的結びつきを発展させ、東京、モスクワ、北京、さらにパリー、その他の世界の国々で基金の代表部を通して様々な創造的活動プロジェクトの実現が計画されている。

国際協力関係の拡大と深化およびそれによる国際関係の新しい質の高いステップへの移行は、それぞれの文化との継続的な対話なしには不可能である。こうした点からウズベキスタン文化・芸術基金はこうしたプロセスを成功に導くための重要な柱となり、また国際舞台におけるウズベキスタン文化、およびウズベキスタンにおける世界文化のガイド役を務めていくであろう。

開催行事

モスクワ、タシケントにおけるウズベキスタンおよびロシアの出版社による児童文学展覧会、タシケントにおけるロシア歌謡スターの参加した歌謡フェスティバル、ウズベキスタン造形・応用美術のモスクワにおける展覧会、ロシア民族芸術家ヴァレンティン・シードロフのタシケントにおける展覧会、モスクワにおける「ウズベキスタン写真の125年」のアンソロジー・カタログのプレゼンテーションおよびこのカタログに掲載された作品の展示などもロシアにおける基金の活動の中で注目に値するものである。

その他にも基金はタシケントにおいてしばしばロシアのアーティスト出演を企画し、また両国の芸術家達の文化的交流を促進している。こうした中でロシア・ウズベキスタンの有名オペラ歌手であるズーラブ・ソトキラバ、エレーナ・オブラツォーバヤ、ムヤサール・ラザコーバヤ、イスモイル・ジャリロバによる合同コンサートがモスクワおよびタシケントで開催された。ムヤサール・ラザコーバヤは基金の後援でペテルブルクのコンサートにも出演した。ソロやコンサート出演とともにウズベキスタンには歌謡界のスターであるカーチャ・レーピ、グループ「モラーリニー・コーデックス」「リューベ」や漫談家のマキシム・ガルキン、セルゲイ・ドロボテンコ、その他多くのアーティストたちが訪れている。

「ウズベキスタン芸術の夕べ」はロシアの首都における文化行事の中で特筆に値するものとなった。ここでは東洋の新年「ナブルーズ」を祝う伝統およびそれを構成する基本的要素がひとつに集められた。演劇化されたショー・プログラムにはウズベキスタンの有名歌手や音楽グループ、舞台俳優、サーカス芸人が出演し、またタシケント・モード館からはウズベキスタンの現代服飾モードの紹介、またウズベキスタン造形・応用美術の展示会、さらに「ナブルーズ」を祝う伝統的なウズベキスタン民族料理の紹介も行われた。「ウズベキスタン芸術の夕べ」にはロシアの名士や外交関係およびビジネス界の人々が招待された。

基金の財政援助によってウズベキスタンの劇場はロシアの観客や舞台関係の専門家にウズベキスタン演劇の現代潮流を紹介するチャンスを得た。わが国の人形劇場はクラスノダールで行われた国際人形劇場フェスティバルであるCIS諸国の「アート・ビジット」に参加、またウズベキスタン青年劇場はペテルブルクで行われたCIS・バルト諸国による第6回ロシア劇場国際フェスティバル「ロシアでの出会い」およびモスクワにおけるチェーホフ記念国際演劇フェスティバルに参加し、成功を収めた。また2006年に基金はイリホム劇場のモスクワにおける客演の援助を計画中である。

基金はスポーツ分野においてもそのイニシアチブを発揮している。こうしたことから、基金はモスクワにおける新体操のワールドカップ・ファイナルの主要スポンサーとなっており、さらにロシア・ウズベキスタン両国の伝説的チームのベテラン選手参加によるルージュニキにおける国際サッカー・リーグ「友好カップ」の企画も行っている。